「プログラミングの勉強って本当に意味があるのわからない」と思っている人はいませんか?
この記事では、そんなあなたの疑問に寄り添い、プログラミングの勉強が本当に意味がないのか、徹底的に解説します。
- プログラミングを勉強するメリット
- プログラミングを学ぶべき人の特徴
- 時間を無駄にしないプログラミングの勉強法
当記事ではこれらのポイントを詳しく説明します。
この記事を読むことで、どれほどプログラミング学習が必要なのか、その根拠を理解できます。
さらに、プログラミングを学習するための手段として、最適なプログラミングスクールのポイントについてもご紹介します。
ぜひこの記事を読み進めて、プログラミング学習を始めるための一歩を踏み出してください。
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システムエンジニア
(バックエンド開発)
新卒で食品会社に入社し、営業として勤務した後、現在はシステムエンジニアとして3年以上のキャリアを積んでいます。これまでに開発リーダーとしての経験もあり、某Pay系アプリやECサイトのバックエンド開発、大手キャリアの社内システム開発プロジェクトにも参画しました。使用言語は主にJavaとPHPです。豊富な実務経験と多様なプロジェクトへの参画経験を活かし、クライアントのニーズに応える高品質なシステム開発を提供しています。
プログラミングの勉強が『意味ない・時間の無駄』と言われる理由
プログラミングの学習が「意味がない」と言われる背景には、IT業界における技術進歩の速さ、学習の難易度など様々な理由があります。
しかし、具体的にどのような理由があるのかわからない人も多いかと思います。
ここでは、「プログラミングの勉強は意味ないと言われる理由」についてそれぞれの項目で解説していきます。
プログラミングに将来性がない
プログラミングに将来性がないと考えられている理由としては、AIや自動化技術がより進化していくことでプログラマーの仕事が減少していくからというものに起因しているようです。
特に、初歩的なコーディングや単純作業などは将来的に自動化される可能性が高いと指摘されています。
すでに今でもGitHubやVSCodeの拡張機能でAI補完機能などが実装されており、以前に比べて格段にプログラムを書く手間やミス軽減が実現されています。
加えて、現在ではコーディングの手間がかからないノーコードツールやローコードツールも主流の1つとなりつつあり、プログラミング未経験者でもGUI操作だけで多機能のサービスを実装できるようになっています。
このようにシステムが発達したり、ノーコードツールなどのコーディングの必要がないサービスが溢れてくると必然的にコーディングの機会や需要が減少していくことが予想されます。
しかし、これまで述べてきたAIに置き換わるコーディングやノーコードツールの類は、複雑なシステムや処理などの細かなところまで思い通りにできないことも留意しておく必要があります。
どんなに技術が発達しても100%AIコーディングで補完できることも、ノーコードツールで全ての機能を実現できることもありません。
将来的に、単純なプログラミング作業がなくなることはあっても複雑な処理のプログラムなどは人の手で行う必要があるため、ノーコードツールとスクラッチ開発の混合開発のような形で、適材適所なプログラミングが求められるようになるでしょう。
汎用性が低い
プログラミング言語や技術は時代とともに急速に変化しており、例えば、かつて人気のあったプログラミング言語やフレームワークが、数年後には市場でほとんど使われなくなるというようなことがあります。
このように、特定の技術に依存しすぎると技術の陳腐化によって、その技術が使われなくなった時点で市場価値が低下することがあり、結果的に特定のプログラミングスキルの汎用性が低いと感じてしまう人が一定数いるようです。
さらに、プログラミングの中には特定の業界や用途にしか適用できない技術やスキルがあり、ある業界に特化したプログラミング言語やフレームワークは、その業界が縮小したり技術が進化したりして別の方法が採用された場合にどうしても使い道が限られてしまいます。
他にもプラットフォームごとに最適とされているプログラミング言語があるなど、環境依存による障壁などもプログラミングの汎用性が低いと言われる要因となっているようです。
学ぶ価値のないプログラミング言語を習得するのだけは必ず避けましょう。
学習の難易度と労力
プログラミングの学習には多くの時間と労力がかかってしまい、挫折してしまう人が多いのも1つの理由となっているでしょう。
プログラミング学習には3つの壁があり、
- 環境構築
- エラー調査
- 継続的な学習
が必要となります。
それぞれについて以下で解説していきます。
環境構築
プログラミング学習する上で必ず通る道が「環境構築」ですが、実際にプログラムを書いて動かすためにはそれを実行するための環境が必要となります。
JavaならJavaを動かすための実行環境、C言語ならC言語を動かすための実行環境…、というようにそれぞれの言語ごとに異なるため、その度に自分で調べていく必要があります。
しかし、学習を始めたての初心者にとってはこの環境構築が大きな壁となってしまい、プログラミング学習という本当の目的にたどり着く前に諦めてしまうという状況が生まれてしまっている訳なのです。
よく「環境構築」は初心者の最初の壁とも言われているね
エラー調査
エラー調査も挫折の要因となり得ます。
プログラムを書いていくと必ず何かしらのエラーが発生しますが、1つ1つ地道に解決していく必要があります。
しかし、経験も知識もないプログラミング初学者がエラー調査をしようとしても、そもそも何が原因で何を修正すれば良いのかわからないという状況も少なくありません。
ひどい場合には、ネットの情報をよく精査することなく全部プログラムに組み込んで収集がつかなくなってしまうことも考えられるでしょう。
このように大まかな見当をつけたり、自分の知識をもとに範囲を絞っていくことができないとエラー調査で詰まってしまうことがあります。
継続的な学習
継続的な学習も重要で、プログラミング言語は技術進歩によって常に進化しています。
そのため、継続的な学習によって知識を更新していかないと、古い知識がどんどんと使えなくなってしまう可能性があります。
さらに、現在ではあらゆるクラウドサービスや新たな言語が推奨されるようになることもあり、一生勉強を続けても学びきれないほどの技術で溢れてしまっています。
その中から必要なスキルを取捨選択し、継続的なモチベーションを維持しつつ働きながら勉強する難易度が上がっていることから、挫折の要因の1つともなってしまうのです。
効果的なプログラミング学習法は以下の記事で解説しています。
技術の進化が早く、すぐに時代遅れになる
IT技術は急速に進化しており、今日のトレンドが明日の時代遅れになることは珍しくありません。
これにより、数ヶ月もしくは数年かけて習得したスキルが無意味になったと感じてしまう可能性があるため、学習に疲れてしまう人が出てきています。
しかし、技術進歩や別の言語の学習が必要になる場合でも基本的な土台となる構造や考え方は似たようなもののため、例えJavaを学習していてもPHPなどの別の言語に転用することも可能です。
プログラミングにおいてはその言語の機能を知ることも重要ですが、根本的には考え方がわかっていればあまり問題がないため、そこまで問題視することではないというのが本質的なところです。
競争が激しい
転職によってIT業界に人材が集まる昨今ですが、プログラミングを学習して仕事にしようという人は年々増えています。
そのため、全国に何千何万というプログラマー人材が増え、結果的に案件の取り合いになることも考えられるでしょう。
未経験からの転職のため初学者レベルが横並びになっている状況で頭ひとつ抜けるためには、人一倍の努力や時間をかけざるをえません。
競争の激しさから「プログラミングの将来性」を危うんでいる人もいるようです。
プログラミングを勉強するメリット
プログラミングは今や多くの人にとって需要の高いスキルとなりつつありますが、その具体的なメリットを理解している人は少ないかもしれません。
ここではプログラミングを勉強するメリットにはどのようなものがあるのかについて、5つの項目に分けて解説していきます。
時間や場所に縛られずに働ける
プログラミングスキルを身につけることで、リモートワークやフリーランスとして働くという選択肢が広がります。
多くのIT企業がプログラマーやエンジニアに対してリモートワークを許可しているため、自宅や好きな場所で働けるのは大きなメリットとなるでしょう。
時間に縛られずに自分のペースで仕事を進められるため、家庭やプライベートを重視しながらもキャリアを築くことができます。
また、通勤のストレスや天気によるストレス、対面で感じる人とのストレスも無くなるためプログラミングスキルを身につけておくことはおすすめです。
さらに、プロジェクトごとに異なる場所で働くことも可能なため、生活スタイルに合わせて柔軟に働ける環境が整うことも魅力といえます。
好きな時間に好きな場所で働けるのは魅力的!!
年収アップを目指しやすい
プログラミングスキルを持つエンジニアは、他の職種に比べて年収が高い傾向にあるといえます。
一般的にIT業界は平均年収が比較的高いと言われている業界であり、スキルに応じた報酬がもらえる場合が多いため、年齢に関係なく年収アップを実現できます。
初めはプログラマーやシステムエンジニアとして活躍し、その後キャリアを積む中で上流工程を担当できるエンジニアやプロジェクトマネージャーなどのポジションに就くことで、さらなる年収アップを期待することができます。
具体的には、上流工程を担当するエンジニアの平均年収は600万~800万円程度に達し、プロジェクトマネージャーでは700万~1,000万円以上に昇ることも珍しくありません。
このように、キャリアの進展に伴い、専門的なスキルと経験を活かして収入を大幅に向上させるチャンスが広がります。
また本業で得たスキルは副業にも転用することができ、本業と副業の2つの柱で年収UPすることも可能なため、お金の面でもプログラミングスキルは有用と言えるでしょう。
たくさんの人が年収アップを実現しているよ!!
独立や副業の可能性が広がる
プログラミングスキルは企業だけで働くばあいだけでなく、独立や副業でも非常に重宝されています。
特に、Web開発やアプリケーション開発に強みを持つエンジニアは、自分のペースで副業を始めたりフリーランスとして独立したりすることも可能になります。
今まで副業や独立を考えることすらしなかった人でも、プログラミングスキルを持つことで多種多様な可能性が生まれるでしょう。
独立や副業への参入障壁が低いという意味でもプログラミングスキルを身につけておくのはおすすめといえます。
「プログラミングの副業は稼げない」という意見もありますが、正しいステップでプログラミングを学習すれば副業でも大きな成果を得られます。詳しくは以下の記事を参考にしてください。
論理的思考力や問題解決能力が身につく
プログラミングは、論理的思考力や問題解決能力を鍛えることのできる方法の1つです。
基本的には何を実現したいかを決める要件定義、どのように実装するかの設計、設計通りに処理を実装するコーディングなどの作業が順次必要です。
設計やコーディングの際には、1つ1つの処理を論理的に考えて組み立てていく必要があるため必然と論理的思考力が身につきます。
また、コーディングの過程で発生するエラー調査やバグ解消などを経て、問題解決能力も身につけることができます。
このようにプログラムを書くための工程や計画を経験することで、一石二鳥のような感じで他の能力も身につけられるため、プログラミング学習はおすすめと言えます。
自分のアイデアを形にできる
プログラミングを学ぶことで、自分のアイデアを実際に形にすることができます。
Webサイトやアプリケーション、ゲームなど、自分が考えたアイデアを具現化できるのはプログラマーならではの醍醐味と言えます。
「あれがあったらいいな」「こんな機能があれば便利だな」を自分の手で実現できる楽しさと達成感が味わえます。
新しいプロジェクトやサービスを自分の手で作り上げることができるため、創造性のある仕事を求める人にとっては最適な仕事とも言えるかもしれません。
また、自分の作品を公開して他の人に使ってもらうことで、自分のスキルやアイデアの価値も実感することができるため、やりがいにつながることも魅力でしょう。
他にもプログラミングを学ぶメリットはたくさんあります。プログラミングを学ぶメリットは、以下の記事で詳しく紹介しています。
プログラミングを学ぶべき人の特徴
プログラミングは需要の高い魅力的なスキルですが、誰にでも向いているわけではありません。
自分がプログラミングを学ぶべきかどうかを判断するには、いくつかポイントを押さえておくことが重要です。
ここでは、プログラミングを学ぶべき人に共通する5つの特徴を詳しく解説していきますので、これを参考に自分がプログラミングに適しているかどうかを見極めてみましょう。
論理的思考力が高い人
プログラミングでは、物事を論理的に考える能力が求められます。
コードを記述する際には、コンピュータが指示通りに動作するように一連の手順を明確に組み立てる設計作業が必要があり、このプロセスでは問題を細分化して、論理的に解決策を導き出す力が不可欠となります。
論理的思考が得意な人は、プログラミングにおいても効率よく問題を解決できる可能性が高いため、プログラミングに向いている人が多いです
また、このような人は複雑な課題に直面しても冷静に分析して調査ができるため、そうでない人に比べて作業スピードが速くなる可能性が高いといえます。
好奇心旺盛で学習意欲がある人
プログラミングの世界は常に進化しているため、新しい技術やツールが次々と登場しています。
そのため、常に最新の情報を追い続ける好奇心であったり、それを学び続ける意欲が必ず求められるでしょう。
好奇心旺盛で自ら積極的に学習する姿勢を持っている人は、プログラミング言語ごとのアップデートや技術の変化に敏感に対応できるため、スキルを磨き続けることができるでしょう。
新しい知識を吸収して、それを実践に活かせる人こそがプログラミングに向いていると言えます。
学習意欲が高い人は特にプログラミング学習が向いているよ!!
忍耐力があり、問題解決に取り組むのが好きな人
プログラミングには、エラーやバグとの戦いがつきものです。
コーディングしていると思わぬエラーが発生し、その原因を探るために多くの時間を費やすことがあります。
中にはたった1行、たった1文字のミスで数日を費やしてしまうことも少なくありません。
忍耐力があり、問題解決に対する情熱を持っている人は、こうした困難な状況でも諦めずに取り組むことができるでしょう。
また、問題を解決したときの達成感を楽しめる人は、プログラミングを続けるモチベーションを維持しやすいとも言えます。
自己管理能力が高い人
プログラミングは、プロジェクトの進行や学習のスケジュール管理が重要で、特にフリーランスやリモートワークの場合は自己管理能力が問われます。
自己管理が得意な人は期限を守りながら効率的に作業を進めることができるので、計画を立て、それに沿って学習や仕事を進めることができます。
自己管理ができれば、長期的なプロジェクトでも大きな遅延につなが利にくくなり、さらに周りからの信頼も得られるようになるため、より仕事しやすくなるという好循環が生まれます。
仕事とは別に時間的余裕も生まれるため、作業ミスすることなく高い質を保ったまま業務に集中することができます。
創造力があり、ものづくりが好きな人
プログラミングは、システムの改修やサービスの機能アップデートでも利用されますが、個人開発の場合はゼロから何かを創り出す作業でも利用されています。
普段市場に出回っているアプリやサービスを利用していて感じる「こんな機能があればいいのにな」や「この機能は無駄なんじゃないか」というような個人的な意見も、全てアプリケーションに反映させることができます。
自分だけが持っているアイディアや他にはない機能を実現できればいずれはサービスとしてリリースすることもできますし、自分だけが使う便利ツールとしても利用することができます。
このように、ものづくりが好きな人にとってはプログラミングは非常にやりがいのある仕事となるでしょう。
プログラミングを学ぶ目的を明確にする重要性
プログラミング学習には時間と労力を要するものですが、目標や目的が不明確なまま取り組むと途中で挫折してしまったり、期待したほどスキルが得られなかったりするリスクがあります。
明確な目的を持つことは、モチベーションを維持しつつ効率的な学習を進めるための第一歩となります。
ここでは、プログラミングを学ぶ際に目的を明確にすることの重要性についてそれぞれの項目で解説していきます。
1. なぜプログラミングを学びたいのかを考える
プログラミングを学び始める前に、まず「自分がなぜプログラミングを学びたいのか」の理由を明確にすることが重要でしょう。
例えば、「将来的にエンジニアとして働きたい」「自分のアイデアを形にしたい」「キャリアチェンジを目指している」など動機は人それぞれに異なるため、自分が頑張るための目的を事前に明確にしておくのがおすすめです。
明確な理由があれば、学習中の問題に直面してもその目的が学習の原動力となり、結果的にはそれが続ける力となります。
逆に目的が曖昧だと学習の意義を見失いやすくなってしまうため、途中で挫折する可能性が高まります。
2. 目標を設定して学習計画を立てる
プログラミング学習には長期的な視点が必要となるため、具体的な目標を設定し、それに基づいた学習計画を立てることが重要です。
例えば、3か月後に基礎的なWebアプリケーションを作る、半年後にはフリーランスとして案件を受ける、など具体的な目標を設定すると良いでしょう。
学習の進捗を可視化できるので達成感を感じながら学習を続けられるようになります。
また、計画通りに進められれば無駄な学習を避けることができるので、効率的にスキルを身につけることが可能です。
3. 目的に合ったプログラミング言語の選定
学びたいプログラミング言語を選ぶ際には、自分の学習目的に合った言語を選ぶことが重要です。
Web開発を目指すならJavaScriptやPython、アプリ開発をしたいならSwiftやKotlinが適しています。
大規模なシステム開発ではC系言語やJavaが利用されているため、将来的に何を専門としていきたいのかどのようなプロジェクトに就きたいのかをイメージしながら選ぶと良いでしょう。
目的に合った言語を選ぶことで学んだ知識が直接的に目標達成につながりやすく、モチベーションを維持しやすくなります。
もし言語の選定を大幅に誤ってしまうと、学習した内容が実際に目指すキャリアに活用できず、時間と労力が無駄になるリスクもあります。
一番大切な部分だからしっかりと自分で調べてみよう!
【あわせて読みたい記事】プログラミング言語は何から始めるべき?おすすめTOP3!
4. 学習に集中するための環境整備
プログラミングの学習には集中力が求められるため、学習に適した環境を整えることが重要です。
静かな作業スペースを確保し、必要なソフトや教材を事前に揃えておくことが大切です。
自分が集中できる場所であれば図書館やカフェなど好きな場所を選べるため、自分に合った学習場所を見つけていくようにしましょう。
学習する際の注意点としては、注意散漫となってしまうようなアイテムが近くにないことが望ましいです。
そのため、自宅学習よりも外出先での学習のほうが集中できる場合が多いので、検討してみてください。
5. 学習進捗を定期的に振り返り、目標を再確認する
プログラミングの学習を進める中で、定期的に進捗を振り返って目標を再確認していくことが大切です。
学習を始める前に立てた目標が、実際に学習を進めていく中で変わることもあります。
こうした変化に対応するためにも、進捗を見直しつつ目標を再設定する対応が必要となってきます。
学習の振り返りを行うことで自分の成長を実感できるだけでなく、きちんと学習計画に沿って進められているという自信と自己肯定感が高まります。
無駄な学習を避けるためにも、必ず学習進捗は振り返るようにしていきましょう。
時間を無駄にしないプログラミング勉強法
ここまで、プログラミング学習のメリットと目的の重要性について説明してきました。
プログラミング学習を無計画に進めてしまうと、遠回りをしてしまったり点と点が線でつながらない知識を不十分に学んでしまったりということにつながりかねません。
学習効果を最大化するためにも、ここでは時間を無駄にしないプログラミング勉強法について紹介していきます。
学習する目的を明確にする
先ほども述べましたが、プログラミング学習で時間を無駄にしないためには、学習の目的を最初に明確にすることが重要です。
目的が曖昧だと学習が進むにつれてモチベーションを失いがちで、ダラダラと時間だけを割いてしまうことになってしまいます。
将来の何のためにこのスキルを学ぶ必要があるのか、このスキルを学ぶためにはどのようなロードマップを敷いていけば良いのかを計画的に考えて実行していくようにしましょう。
具体的な目標を設定できれば学習の方向性がはっきりするので、より周辺知識も頭に入りやすくなります。
例えばプログラミング言語の「JavaScript」をメインに学ぶ場合でも、フロントエンド側の「HTML」や「CSS」なども同時に学習していくことになりますし、フレームワークの知識も学習していくことになります。
このように、目的が明確であれば何を学ぶべきかが自然と決まり、無駄のない効率的な学習が可能になります。
学習期間や時間を決めて計画的に学ぶ
学習期間や時間をあらかじめ決めておくことも効率的な学習には欠かせません。
「1日2時間、6ヶ月で基礎を習得する」といったようなスケジュールを立てることで集中力を維持しやすくなるため、具体的には以下の3つに分けて計画していくとよいでしょう。
- 短期計画
- 中期計画
- 長期計画
短期計画
短期計画としては1日〜1週間程度のスケジュールを決めていくと良いでしょう。
具体的に実施する作業を予め計画しておくことで、やるべき内容に迷わないため時間を節約できます。
「朝の2時間は参考書のインプット、午後の2時間は自分の手でプログラミング作業を行いアウトプットする」など細かな作業を計画するのがおすすめです。
週単位で計画する場合も同様で、「初めの1週間で参考書の100Pまでをインプット、次の1週間でアウトプットする」というように計画を立てていくと良いです。
中期計画
中期計画では1ヶ月〜1年を目安に計画すると良いです。
数ヶ月単位に分けてそれぞれのスキルを習得していくことで順を追って成長できるため、1つの区切りとして指標となります。
「3ヶ月で特定の資格を取得し、その後の3ヶ月でアプリケーションを1つ制作する」という計画を立てると、6ヶ月単位で1サイクルを回せるため、1年で2つの資格とそれに関連したアプリケーションを2つ制作できます。
中期計画は短期計画の元ともなるため、無理のない計画を立てていくようにしましょう。
長期計画
最後に長期計画です。
長期計画では1〜3年単位で計画を立てると良いでしょう。
5年、10年と長すぎる期間で計画を立ててしまうのは、プログラミング学習計画においてはあまりお勧めできないのでこの期間で設定するようにしましょう。
長期計画を立てるポイントとしては、スキル単位ではなくキャリア的な視点で計画を立てていくと良いです。
例えば、「1年でプログラミングの学習とIT知識の基礎習得後に転職まで完了させる」「次の1年で実際の現場でプログラマーとしてコーディング経験を積む」「その次の1年で設計・コーディング・テスト工程の一連の流れを経験する」というのが挙げられます。
長期計画は中期計画・短期計画の元となる大切な指標となるので、しっかりと計画していくようにしましょう。
しっかりとした学習計画を組むのが成功のコツ!!
誘惑のない環境で学習する
集中して学習を進めるための学習環境は非常に重要です。
プログラミング学習に限らず学習全般に言えることとして、学習に関係のないものを近くに置いておかないことがおすすめです。
スマホがあれば通知が気になりますし、関係のない本や漫画があればついみてしまいます。
学習を阻害するようなアイテムはできるだけ遠ざけ、集中できる環境を作っていくようにしましょう。
自宅での学習が難しい場合は、図書館やコワーキングスペースなどの静かで集中できる場所を選ぶと良いです。
現在では数多くの学習スペースが設置されているので、自宅近くの学習環境を一度調べてみるのをお勧めします。
小さな目標を設定して達成感を得る
大きな目標だけでなく、小さな目標を設定してそれを達成していくことで、学習におけるモチベーションを維持しやすくなります。
プログラミング学習の初歩に良くありますが、アプリ開発や凄腕プログラマーのイメージが頭に浮かぶのは良いものの、実際の自分のレベルとの違いや学習の難易度に辟易してしまいモチベーションをなくしてしまうことがあります。
そのようなことをなくすためにも小さな目標、例えば1日で達成できるような目標をいくつか設定しておくことがおすすめです。
毎日の課題の達成を継続していくことで、背伸びせずに知識や経験を積み上げていくことが可能になります。
座学と実践をバランスよく組み合わせる
プログラミング学習では、理論だけでなく実践も重要です。
参考書や動画教材で学んだ知識を実際にコードを書いて試してみることで、圧倒的に理解が深まり、すばやく記憶に定着します。
インプットしかしない状態だと、「頭で分かっていても手が動かない」「結局何をやるべきなんだっけ」と迷走してしまう可能性もあります。
そのため情報のインプットと実践によるアウトプットをバランスよく組み合わせることで、効率的にスキルを習得することができるようになります。
プログラミングスクールを活用する
プログラミングを独学で学ぶのは時間もかかりますし大変なことが多いため、挫折してしまう人が多いのが現実です。
そこで、多くのプログラミング初心者はプログラミングスクールを利用しています。
スクールでは効率的に学習を進めるためのサポートをしてくれますが、どのスクールを選ぶかによってその効果は大きく異なります。
ここでは、プログラミングスクールを活用するメリットとデメリット、そして最適なスクールの選び方について詳しく解説していきます。
プログラミングスクールに通うメリット・デメリット
プログラミングスクールに通うメリット・デメリットについてそれぞれの項目で解説していきます。
メリット
- 効率的な学習が可能
- 現役エンジニアから直接指導が受けられる
- 疑問点をその場で解決できる
- 転職支援が充実している
- 実践的な学習環境が整っている
プログラミングスクールに通う最大のメリットは、効率的な学習が可能になることにあります。
プログラミングスクールでは、体系的に組まれたカリキュラムに沿って学習を進めるため、独学では見落としがちな基本的な概念やスキルを確実に身につけることができます。
また、現役エンジニアによる指導が受けられるスクールも多く、現場で役立つ実践的な知識を直に得ることができます。
対面で教えてもらうことができるため、その場で疑問点や不明点を解決できるのが魅力です。
さらに、スクールによっては転職支援やポートフォリオの作成サポートなども行っているため、転職まで考えている人にとっては特におすすめと言えるでしょう。
デメリット
- コストが高い
- カリキュラムが合わない可能性がある
- スクールの質にばらつきがある
一方で、プログラミングスクールの最も大きなデメリットはコストです。
質の高いスクールほど受講料が高額になる傾向があり、特に短期集中型のプログラムでは数十万円の費用がかかることもあります。
また、スクールのカリキュラムが自分の学習スタイルやペースに合わない場合は逆に学習が苦痛になり、結果的に挫折してしまうリスクもあります。
さらに、スクールの質にはばらつきがあり、講師の経験や指導方法、カリキュラムの内容が十分でない場合は期待した学習成果を得られないことなども考えられるでしょう。
プログラミングスクールの選び方
ここではプログラミングスクールの選び方についてそれぞれの項目で解説していきますので、ぜひ参考にしてみてください。
自分の目的に合う言語が学べるか
プログラミング言語にはそれぞれ特化した用途があり、自分が学びたい分野に適した言語を教えているスクールを選ぶことが重要です。
例えば、Web開発やAI開発に興味があるなら以下の言語が学べるスクールを選ぶべきです。
- JavaScript
- PHP
- Ruby
- Python
自分の目的に合った言語が学べるかどうかを事前に確認することで、学習の方向性を誤ることなく進められます。
逆に自分の目的に沿わないスクールを選んでしまうと、時間を無駄にするだけでなく多額の費用においても損してしまうためしっかりと確認してから申し込むようにしましょう。
カリキュラムの質と講師の経験
スクールのカリキュラムの質や講師の経験を軸にスクールを選ぶこともおすすめです。
現役エンジニアが講師を務めているスクールは、最新の技術や現場での実践的な知識を教えてくれるため、特に実務で活かせるスキルを身につけたい人にはおすすめです。
また、オーダーメイドのカリキュラムを用意しているスクールでは、個々の学習ペースや目的に合わせた指導が受けられるため、挫折しにくい環境が整っているといえます。
無料体験や体験授業を利用して、カリキュラムや講師の質を事前に確認しておくこと大切です。
おすすめプログラミングスクール
それぞれ3つのおすすめのプログラミングスクールについて紹介していきます。
TECH CAMP | SAMURAI ENGINEER | DMM WEBCAMP | |
---|---|---|---|
特徴 | 経験者を即戦力のITエンジニアへと育成するために設計されたプログラム | カリキュラムをカスタマイズでき、目的に応じた学習が可能 | 未経験者からエンジニアへの転職を目指す人々に特化 |
コース | ・10週間の短期集中コース ・半年間の夜間、休日コース | ・転職保証コース ・フリーランスコース ・副業スタートコース ・AI関連コース ・資格対策コース ・教養系コース ・オーダーメイドコース ・データサイエンスコース | ・はじめてのプログラミングコース ・Javaコース ・Pythonコース ・フロントエンドコース ・AIコースなど |
おすすめな人 | 転職まで完了させたい人 | 自分のペースでしっかり学びたい人 | 未経験からエンジニアとしてのキャリアをスタートしたい人 |
公式HP | TECH CAMP | SAMURAI ENGINEER | DMM WEBCAMP |
TECH CAMP
内容 | |
---|---|
特徴 | ・経験者を即戦力のITエンジニアへと育成するために設計されたプログラム ・24時間対応可能なオンライン学習環境 ・質問対応は毎日14:00~22:00まで可能 ・転職成功率は98% |
コース | ・10週間の短期集中コース ・半年間の夜間・休日コース |
おすすめな人 | 学習+転職までを一気通貫で行いたい人 |
公式HP | TECH CAMP |
TECH CAMPは、未経験者を即戦力のITエンジニアへと育成するために設計されたプログラムを提供しており、10週間の短期集中コースと半年間の夜間・休日コースの2種類の学習スタイルが用意されています。
アプリケーションの開発からリリースまでを実際の業務に近い形で体験でき、特にオリジナルのアプリ開発が最終課題として設定されているので、自身で構築したサーバーを用いてアプリをリリースする経験を積むことができます。
さらにキャリアサポートも充実しており、専属のキャリアアドバイザーが履歴書の添削や面接対策など転職活動をマンツーマンで支援してくれます。
中でも未経験者向けの転職サポートが手厚く、転職成功率は98%と高い実績を誇っており、転職に成功しなかった場合は全額返金保証が適用されるため、リスクを抑えた学習が可能です。
\ 給付金活用で受講料最大70%OFF!/
SAMURAI ENGINEER
内容 | |
---|---|
特徴 | ・現役のエンジニアが専属コーチとして付き、学習をサポート ・各受講者の目的に応じてカリキュラムをカスタマイズでき、目的に応じた学習が可能 ・オンラインで学習できるため、場所を問わず自分のペースで勉強が可能 ・エンジニアとしての転職を目指す方には、転職サポートも充実 |
コース | ・転職保証コース ・フリーランスコース ・副業スタートコース ・AI関連コース ・資格対策コース ・教養系コース ・オーダーメイドコース ・データサイエンスコース |
おすすめな人 | 専属講師、個別カリキュラムの元、自分のペースでしっかり学びたい |
公式HP | SAMURAI ENGINEER |
侍エンジニアは、完全マンツーマン指導で、現役エンジニアが個別に指導してくれるため、1対1で自分のペースに合わせて学べます。
受講者の目標に合わせたオーダーメイドのカリキュラムが組まれ、自分のキャリアプランや学びたい分野に合わせて、効率よく学習を進めることが可能です。
転職やフリーランスとしての活動を視野に入れた指導も行われています。
\ 累計指導実績45,000名以上!/
DMM WEBCAMP
内容 | |
---|---|
特徴 | ・未経験者からエンジニアへの転職を目指す人々に特化 ・初心者〜上級者までを対象の多様なコースプラン ・24時間対応の質問サポート ・転職成功後の副業サポート |
コース | ・はじめてのプログラミングコース ・Javaコース ・Pythonコース ・フロントエンドコース ・AIコース など他多数コースプランああり |
おすすめな人 | 未経験からエンジニアとしてのキャリアをスタートしたい人 |
公式HP | DMM WEBCAMP |
DMM WEBCAMPは、未経験者からエンジニアへの転職を目指す人々に特化したオンラインITスクールで、短期間でのスキル習得と転職サポートに注力しており、特にエンジニア転職コースでは転職成功率98.8%を誇っています。
カリキュラムは、DMM独自のICEモデルに基づき、初心者から上級者までを対象とした多様なコースが用意されています。
また、24時間対応の質問サポートや転職成功後の副業サポートも提供されており、受講者が挫折せずに学習を続けられる環境が整っているといえます。
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まとめ
プログラミングの勉強に意味があるかを疑問視する人に向けて、この記事ではその理由とプログラミング学習のメリットについて具体的に解説してきました。
プログラミング学習が「無駄」とされる理由には、技術の進化の速さや学習の難易度、さらにはAIの進化によるプログラマーの将来性に対する懸念が挙げられます。
しかし、これらの要因は適切な学習方法や目標設定で克服可能であり、デメリットよりもメリットの方が多いことがほとんどです。
プログラミングは論理的思考力や問題解決能力を高めるだけでなく、リモートワークや副業などの多様な働き方を可能にするスキルでもあります。
さらに、学んだスキルは他の言語や技術にも応用可能で、将来的なキャリアの幅を広げる重要な基盤ともなります。
プログラミング初学者の人は、計画的な学習を行い、効率的にスキルを習得していくようにしましょう。