llms.txtのWordPress設置手順とプラグイン実測比較

llms.txtをWordPressに設置する手順を解説する記事のアイキャッチ画像

「llms.txtを置いたほうがいいらしい」と聞いて調べ始めたものの、WordPressのどこを触れば設置できるのか分からず止まっていないでしょうか。

ルートディレクトリという言葉が出てきた時点で、手が止まる方も少なくありません。

結論からいうと、WordPressならすでに入れているSEOプラグインの設定を1か所オンにするだけで終わるケースがほとんどです。

FTPソフトもコード編集も必要ありません。

この記事では、設置の3つの方法と主要プラグインごとの手順、そして各プラグインが実際に出力しているファイルを実測した結果をもとに、設置後に必ず見直すべき点まで整理します。

この記事でわかること
  • WordPressでllms.txtを設置する3つの方法と選び方
  • 主要SEOプラグイン4種それぞれの設定手順
  • プラグインによって出力量が最大490倍変わる実測データ
  • 404・文字化け・反映されないときの対処法

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目次

WordPressでllms.txtを設置する3つの方法

llms.txtは、サイトの要点をAIに伝えるためのテキストファイルです。

置き場所は決まっていて、ドメイン直下のhttps://example.com/llms.txtで開ける状態にする必要があります。

WordPressでこの状態を作る方法は3つあります。

スクロールできます
方法作業時間の目安更新向いているサイト
①SEOプラグインの機能を使う3〜5分自動Yoast SEO・Rank Math・AIOSEO・SEOPressのいずれかを導入済み
②専用プラグインを追加する10分自動上記以外のSEOプラグインを使っている/出力を細かく制御したい
③ファイルを直接アップロードする15分手動ページ数が少ない/プラグインを増やしたくない
①と②はページを追加するたびに自動で書き換わります。③は自分で更新しない限り内容が固定されます。

方法1:使っているSEOプラグインの機能を有効化する

主要なSEOプラグインは、いずれもllms.txtの生成機能を標準で持つようになりました。

すでに導入しているなら、新しいプラグインを入れずに設定を1か所オンにするだけで済みます。

この方法の利点は、noindexに設定したページが自動で除外されることです。

SEOプラグインは各ページのインデックス設定を把握しているため、検索に出したくないページがAI向けのファイルにだけ載ってしまう事故を防げます。

方法2:llms.txt専用プラグインを追加する

国内で広く使われているSEO SIMPLE PACKのように、llms.txtの生成機能を持たないプラグインもあります。

その場合は専用プラグインが選択肢になります。

公式ディレクトリで最も使われているのは「Website LLMs.txt」で、有効インストール数は4万件を超えています。

出力する投稿タイプ・更新頻度・ページごとの説明文まで指定できるため、中身を作り込みたい場合はこちらが向きます

方法3:プラグインを使わずファイルを直接アップロードする

テキストファイルを作り、サーバーのルートディレクトリに置く方法です。

プラグインを増やさずに済み、中身を100%自分で決められるのが利点です。

一方で、記事を追加しても内容は古いまま残ります。

更新の手間を誰が持つかを決めずに始めると、放置されたファイルだけが残ることになります。

迷ったときの選び方

判断は単純です。

使っているSEOプラグインに機能があるなら①、無ければ②で問題ありません。

③を選ぶのは、コーポレートサイトのようにページ数が20前後で更新頻度も低く、そもそも自動生成する必要がないケースです。

この場合はむしろ手書きのほうが要点の絞られた良いファイルになります。

SEOプラグイン別のllms.txt設定手順

主要4プラグインの設定場所を、そのまま操作できる形で並べます。

どれも管理画面だけで完結し、サーバーへのログインは不要です。

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プラグイン設定場所無料版で使えるか出力の初期設定
Yoast SEOYoast SEO → 設定 → サイト機能 → AI tools → LLMS.txt使える自動(重要ページを優先して抜粋)
Rank MathRank Math SEO → ダッシュボード → LLMS Txt を有効化 → General Settings → Edit llms.txt使える投稿タイプごとに最大100件
All in One SEOAll in One SEO → サイトマップ → LLMs.txt タブ使える初期状態で有効・広範に出力
SEOPressSEO → PRO → llms.txt タブPRO版が必要テキストエリアで自分で編集
メニュー名はバージョンによって変わることがあります。見つからない場合は各プラグインの設定画面内を「llms」で検索してください。

Yoast SEOで設定する

管理画面の「Yoast SEO」→「設定」→「サイト機能」を開き、AI toolsの中にあるLLMS.txtをオンにします。

無料版でも利用でき、有効化した時点でファイルが自動生成されます。

出力方法は2つから選べます。

  • 自動:重要コンテンツ(コーナーストーン)を優先し、更新の新しいページを抜粋する
  • 手動:載せるページを自分で選ぶ

会社の主要ページを確実に載せたいなら、手動を選んだほうが意図どおりになります。

なおマルチサイト環境では利用できません

Rank Mathで設定する

Rank Mathはモジュール式なので、まず機能そのものを有効にします。

  1. Rank Math SEO →「ダッシュボード」を開く
  2. モジュール一覧から「LLMS Txt」をオンにする
  3. 「General Settings」→「Edit llms.txt」で中身を調整する

設定画面では、載せる投稿タイプ、カテゴリーやタグを含めるか、最大件数(初期値は100件)を指定できます。

任意のリンクや文章を追加する欄もあるため、サービスページや会社概要を優先的に載せることもできます。

初期値の100件は多すぎることが大半です。

コーポレートサイトなら20〜30件に絞ったほうが、ファイル本来の役割に合います。

All in One SEO(AIOSEO)で設定する

AIOSEOは初期状態でllms.txtの生成が有効になっています。

すでに使っている場合は、気づかないうちにファイルが公開されている可能性があります。

設定は「All in One SEO」→「サイトマップ」→「LLMs.txt」タブです。

ここで含めるタクソノミーを選んだり、特定の記事やカテゴリーを除外したりできます。

まず自社の/llms.txtを開いて、中身を確認するところから始めてください。

後述するとおり、初期設定のままだと全ページが機械的に並ぶ形になりやすいプラグインです。

SEOPressで設定する

「SEO」→「PRO」→「llms.txt」タブで有効化します。

この機能はPRO版(有料)の機能である点に注意してください。

特徴は、テキストエリアで中身を直接書けることです。

サイト名・最新記事・検索URLなどを差し込むプレースホルダーが用意されており、手書きと自動生成の中間のような使い方ができます。

SEO SIMPLE PACKなど、機能がないプラグインを使っている場合

国産テーマと組み合わせて使われることの多いSEO SIMPLE PACKには、llms.txtの生成機能がありません。

同様に、テーマ内蔵のSEO機能だけで運用している場合も対象外です。

この場合は、専用プラグインを入れるか、ファイルを直接置くかの二択になります。

ページ数が少ないサイトなら、後者のほうが手早く終わります。

専用プラグイン「Website LLMs.txt」で設置する手順

SEOプラグイン側に機能がない場合の第一候補です。

公式ディレクトリのllms.txt関連プラグインの中では、有効インストール数が突出しています。

導入から生成までの流れ

  1. 「プラグイン」→「新規追加」でWebsite LLMs.txtを検索し、インストールして有効化する
  2. 設定画面で、載せる投稿タイプを選ぶ(固定ページのみ、などの絞り込みが可能)
  3. 更新頻度を選ぶ(即時/毎日/毎週)
  4. サイト全体の説明文(サイトの概要)を入力する
  5. 「Generate Now」で生成し、/llms.txtを開いて確認する

Yoast SEO・Rank Math・AIOSEO・SEOPress・Slim SEOのnoindex設定を読み取って除外する仕組みがあるため、SEOプラグインと併用しても矛盾は起きにくい構造になっています。

導入時に必ず見直す3項目

初期設定のまま使うと、目的から外れたファイルができあがります。

次の3つは必ず確認してください。

  • 投稿タイプ:全部にチェックを入れない。まずは固定ページと主要記事だけに絞る
  • サイトの説明文:既定の文言のままにしない。何を扱う会社かを1〜2文で書く
  • 更新頻度:即時更新は負荷になることがある。記事の公開頻度が低いなら毎週で十分

なお、会員制プラグインなどでアクセス制限をかけたコンテンツは、判定できないため既定で除外されます。

非公開のはずのページが載っていないかは、生成後に自分の目で確かめてください。

プラグインを使わずにllms.txtを設置する手順

プラグインを増やしたくない場合の手順です。

作業自体は10分ほどで終わります。

手順1:テキストファイルを作る

メモ帳などのテキストエディタで中身を書き、文字コードUTF-8、ファイル名llms.txtで保存します。

Wordや一太郎のような文書ソフトは使わないでください。

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## 読んでほしい記事

- [◯◯とは](https://example.com/aaa/): この記事で扱う範囲を1行で

見出しはMarkdown記法で書きます。

リンクの後ろにそのページが何を書いているかを1行で添えるのが、このファイルの要点です。

手順2:ルートディレクトリにアップロードする

レンタルサーバーの管理画面にあるファイルマネージャー、またはFTPソフトで接続します。

アップロード先は、wp-config.phpwp-contentフォルダと同じ階層です。

ここを間違えると、正しく作ったファイルでも表示されません。

WordPressをサブディレクトリにインストールしている場合でも、llms.txtはドメイン直下に置く必要があります。

手順3:ブラウザで開いて確認する

https://自社ドメイン/llms.txtにアクセスし、書いた内容がそのまま表示されれば完了です。

日本語が崩れていないかも、この時点で確認してください。

実測:同じllms.txtでも、プラグインによって中身は500倍近く違う

主要SEOプラグインの提供元が自社サイトで公開しているllms.txtのサイズとリンク数を比較した実測データ
各プラグインの提供元サイトで公開されているllms.txtを実測。設定によって変わるため機能の優劣ではなく、標準でどこまで出力する設計かの差を示すもの。

「プラグインを入れれば完了」と考えたくなりますが、出力される中身はプラグインによってまったく違います

各プラグインの提供元が自社サイトで公開しているllms.txtを取得して、実際に比べました。

スクロールできます
提供元のサイトファイルサイズ掲載リンク数設計の傾向
SEOPress1.5KB5最小限に絞る
Yoast SEO7.5KB65要点を選んで載せる
All in One SEO751KB3,403公開ページを広く載せる
各社が自社サイトで公開しているファイルの実測値です。設定次第で変わるため、プラグインの機能を比較したものではありません。

サイズにして約490倍、リンク数にして680倍の開きがあります。

同じ「llms.txtを設置した」という状態でも、実態はまるで別物ということです。

全ページを並べる出力には副作用がある

llms.txtの目的は、サイトの要点をAIに手短に伝えることにあります。

公開ページを全部並べたファイルは、その目的からは外れます。

具体的には、次の問題が起こります。

  • 読ませたい主要ページが、数千行の中に埋もれる
  • 古い記事・薄い記事も同じ重みで並び、サイトの主題がぼやける
  • ファイルが数百KBに膨らみ、読み込みの負担になる

参考までに、開発者向けドキュメントで先行して活用しているAnthropicのファイルでも、掲載リンクは554件でした。

数千件を並べる必要があるサイトは、実際にはほとんどありません

出力を絞るために触る設定

どのプラグインでも、調整できる項目は共通しています。

  • 投稿タイプ:固定ページと主要な記事だけに限定する
  • タクソノミー:カテゴリー・タグの一覧ページは基本的に外す
  • 最大件数:初期値のままにせず、20〜50件程度に下げる
  • 除外設定:問い合わせ完了ページ・古いお知らせなどを個別に外す

設置作業そのものは数分で終わりますが、何を載せるかを決める作業には時間をかける価値があります

この棚卸しは、そのままサイト構成の見直しにもつながります。

設置したあとに確認する4つのこと

生成した時点では終わりではありません。

公開前に4点だけ確認してください。

1. ブラウザでファイルが開けるか

https://自社ドメイン/llms.txtを開き、テキストが表示されることを確認します。

404が出る場合は、後述の対処法を試してください。

2. 日本語が文字化けしていないか

サーバーの設定によっては、.txtファイルがUTF-8として返らず、日本語が崩れることがあります。

記事タイトルが読めない状態になっていないか、必ず目視してください。

3. 中身が「要点」になっているか

ファイルの先頭を読んで、何をしている会社なのかが伝わるかを確認します。

いきなり記事URLの羅列が始まっている場合は、サイトの説明文を追記してください。

あわせて、非公開のつもりのページや、問い合わせ完了ページが混ざっていないかも確認します。

4. AIのクローラーを拒否していないか

見落とされがちですが、これが最も重要です。

https://自社ドメイン/robots.txtを開き、AIのクローラーをDisallowで弾いていないかを確認してください。

セキュリティ系プラグインやサーバー側の設定で、意図せず遮断されているケースがあります。

ここを塞いだままllms.txtを置いても、読まれることはありません

llms.txtが表示されないときの対処法

設定したのに開けない、という相談が最も多いのがこの機能です。

原因はほぼ4つに絞られます。

404エラーになる

プラグインが作るllms.txtは実ファイルではなく、WordPressがURLを解釈して出力する仕組みです。

そのためURL解釈のルールが更新されていないと404になります

対処は簡単で、「設定」→「パーマリンク」を開き、何も変更せずに「変更を保存」を押すだけです。

これでルールが再生成され、多くの場合はこれで解決します。

内容が古いまま更新されない

キャッシュ系プラグインやCDNが、古いファイルを配信し続けている可能性があります。

キャッシュを削除したうえで、再度アクセスして確認してください。

プラグイン側に「今すぐ生成」に相当するボタンがある場合は、そちらも実行します。

文字化けする

サーバーが.txtを別の文字コードで返している場合に起こります。

手動でアップロードしたファイルなら、まずUTF-8で保存し直すのが先です。

それでも直らない場合は、.htaccessに次の1行を追加すると解決することがあります。

編集前には必ずバックアップを取ってください。

AddCharset UTF-8 .txt

手動ファイルとプラグインが競合している

ルートディレクトリに実ファイルが存在すると、そちらが優先されます。

プラグインで生成したはずの内容が反映されないときは、過去に自分で置いたllms.txtが残っていないかを確認してください。

同じ理由で、llms.txtを出力するプラグインを2つ以上有効にしないことも大切です。

どちらが出力しているのか分からなくなり、修正のたびに混乱します。

設置する前に知っておきたい、効果の実際

手順を紹介してきましたが、期待値は正しく持っておいたほうがいいでしょう。

現時点で、llms.txtを設置したからAIに引用されるようになる、という裏付けはありません

Googleは公式に「AI向けの機械可読ファイルを新たに作る必要はない」と明記しています。

13万を超えるドメインを対象にした調査でも、設置されたファイルの大半は調査期間中に一度もリクエストされていませんでした

調査データや、それでも設置する価値があるケースの整理はllms.txtとは何かを解説した記事にまとめています。

導入を社内で説明する必要がある場合は、先にそちらを確認してください。

あわせて読みたい
llms.txtとは?書き方・設置手順と効果の実データを解説 llms.txtとは、AIにサイトの要点を伝えるためのテキストファイルです。読み方や基本の書き方、ルートディレクトリへの設置手順、WordPressでの作り方に加え、13万ドメインの調査データから見た実際の効果と設置すべきかの判断基準まで解説します。

それでも設置を勧めるのは、作業が数分で終わり、書く過程でサイトの主要ページを整理できるからです。

費用対効果で考えれば悪くありませんが、これを最優先の施策として時間をかけるべきではありません

llms.txtのWordPress設置に関するよくある質問

llms.txtはWordPressのどこに置けばいいですか?

サーバーのルートディレクトリ、つまりwp-config.phpと同じ階層です。

プラグインで生成する場合は、自動的にドメイン直下のURLで表示されるため、置き場所を意識する必要はありません。

プラグインを入れずに設置できますか?

できます。

テキストファイルを作ってルートディレクトリにアップロードするだけです。

ただし記事を追加しても自動では更新されないため、更新の担当を決めておいてください。

SEOプラグインと専用プラグインは併用できますか?

技術的には併用できますが、llms.txtを出力する機能は片方だけに絞ってください

両方が有効だと、どちらの設定が反映されているのか分からなくなります。

llms-full.txtも用意すべきですか?

llms-full.txtは本文そのものをまとめた大きなファイルで、対応しているプラグインもあります。

ただしllms.txt自体の読まれ方が限定的な現状では、優先度は低いと考えて差し支えありません。

設置したらどこかに申請が必要ですか?

不要です。

sitemap.xmlのようにSearch Consoleへ送信する仕組みはありません。

置いておけば、読みに来るクローラーが読む、という位置づけのファイルです。

設置してSEOの順位に悪影響はありませんか?

順位を下げる要因にはなりません。

ただし非公開のつもりのページを載せてしまうと、意図しない形で外部に知られる可能性があります。

生成後の目視確認だけは必ず行ってください。

まとめ|設置は数分で終わる。時間は中身の選定に使う

WordPressでのllms.txt設置について、押さえるべき点を整理します。

  • 使っているSEOプラグインに機能があるなら設定を1か所オンにするだけで終わる
  • 機能がない場合は専用プラグイン、またはファイルの直接アップロード
  • 実測では、提供元サイトの出力量に1.5KBから751KBまでの開きがあった
  • 初期設定のままだと全ページが並びやすいため、件数と投稿タイプを絞る
  • 404になったらパーマリンク設定を保存し直す

設置そのものは数分で終わる作業です。

本当に効くのは、その前段にある「AIに何を読ませたいか」を決める工程のほうです。

そして、その判断の材料になるのは、現時点で自社がどれだけAIに引用されているかという数字です。

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