LLMOツール8選を実測比較!ChatGPTだけでは9割見えない

「LLMOツールを入れたいが、どれも似たようなことが書いてあって選べない」。
比較記事を何本も読んだのに、決め手が出てこないまま止まっていないでしょうか。
結論からいうと、LLMOツールは機能の多さではなくどのAIを、いくつの質問で測れるかで選びます。
ここが違うと、同じサイトを同じ日に測っても結果はまったく別の数字になるからです。
この記事では、自社メディアを実際に計測しているデータをもとに、主要8ツールの料金・対応AI・選び方を整理します。
- LLMOツールで測れること・測れないこと
- 主要8ツールの料金と対応AIの比較表
- 対応AIの範囲だけで結果が何倍変わるかの実測データ
- ツールを契約する前に無料で確認できる3つのこと
御社が7つのAIで何件引用されているかを無料で実測いたします。
自社の数字を知ってから読み進めると、どの対策を優先すべきかを自分で判断できるようになります。
結果は競合3社と並べた比較表でお渡しします。
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LLMOツールとは?AIの回答に自社が出ているかを測るツール
LLMOツールとは、ChatGPTやGoogleのAI検索などの回答に自社サイトがどれだけ引用・言及されているかを計測し、競合と比較するためのツールです。
LLMOは「Large Language Model Optimization(大規模言語モデル最適化)」の略で、AIの回答に選ばれることを目指す取り組みを指します。
その成果を数字で確認する手段が、LLMOツールにあたります。
SEOツールとの違いは「順位」ではなく「引用」を見ること
SEOツールが見ているのは検索結果の順位です。
一方でLLMOツールが見ているのは、AIが生成した回答の中に自社が登場したかどうかです。
両者は連動しますが、同じではありません。
順位が変わっていないのにAI経由の露出だけが落ちる、という状態は実際に起こります。
ここが重要な点で、AI検索には検索順位のような公式の管理画面がありません。
Search Consoleを開いても、AIの回答に何件引用されたかは表示されないため、外部のツールで測るしかないのが現状です。
LLMOツール・AIOツール・GEOツールは呼び名が違うだけ
検索していると、AIOツール・GEOツール・AI可視性ツールなど複数の呼び方に出会います。
指しているものはほぼ同じで、AIの回答での露出を測るツールです。
厳密には、AIOはGoogleのAIによる概要(AI Overviews)を、GEOは生成AI全般での露出を指すことが多い、という程度の差です。
ツール選びの段階で呼称の違いを気にする必要はありません。
それよりも見るべきは、そのツールが実際にどのAIを見ているかです。
名前がGEOでもChatGPTしか見ていないツールもあります。
LLMOツールでできること・できないこと
導入前に、ツールの守備範囲を正確に把握しておくと失敗が減ります。
できることとできないことを分けて整理します。
| できること | できないこと |
|---|---|
| どのAIに何件、どのページが引用されたかの計測 | 引用された理由そのものの説明 |
| 指定した質問(プロンプト)ごとの露出の追跡 | 質問の設計(何を聞くべきかの判断) |
| 競合ブランドとの露出量の比較 | AIの回答に載ることの保証 |
| クロール可否や構造など、サイト側の課題の洗い出し | 記事やサイトの改修そのもの |
とくに誤解が多いのが2つ目です。
ツールは「あなたの見込み客がAIに何と聞くか」を代わりに考えてはくれません。
プロンプトの設計を外すと、どれだけ高機能なツールでも意味のない数字が並ぶだけになります。
ツールの精度より、何を測るかの設計が結果を決めます。
LLMOツールの3タイプと選ぶ順番
市場に出ているツールは、大きく3タイプに分かれます。
自社がどの段階にいるかで、選ぶべきタイプが変わります。
| タイプ | 測るもの | 費用の目安 | 向いている企業 |
|---|---|---|---|
| ①AI可視性モニタリング特化 | 指定した質問でのブランドの露出・引用 | 月1万円〜数十万円 | ブランド名での露出を継続的に追いたい企業 |
| ②SEOツール付帯 | AI引用に加えて検索順位・流入も同じ画面で | 月2万円〜(本体プラン込み) | すでにSEOに取り組んでいる企業 |
| ③無料の簡易診断 | URL単位の構造・記述のチェック | 無料 | まず現状を粗く把握したい企業 |
順番としては、③で粗く把握し、①か②で実測に移るのが無駄がありません。
いきなり高額なツールを契約しても、読み解ける担当者がいなければ数字は放置されます。
LLMOツール比較8選|料金と対応AIの一覧
国内外で使われている主要なツールを、公式サイトの表記をもとに並べます。
金額と条件は変動するため、契約前には必ず各公式サイトで確認してください。
| ツール | タイプ | 主な対応AI | 料金の目安 | 無料で試せる |
|---|---|---|---|---|
| Ahrefs Brand Radar | ②SEOツール付帯 | AI Overviews/AI Mode/ChatGPT/Perplexity/Gemini/Copilot/Grok | Brand Radar AIが月30,600円〜 (別途本体プランが必要) | |
| Semrush AI Visibility Toolkit | ②SEOツール付帯 | ChatGPT/Google AI/Gemini/Perplexity | 月99ドル(年払い) 1ドメイン・25プロンプト | |
| Profound | ①モニタリング特化 | ChatGPT/Perplexity/AI Overviews (上位プランでGemini等を追加) | 月99ドル〜 (Growthは月399ドル) | |
| Otterly.AI | ①モニタリング特化 | ChatGPT/AI Overviews/Perplexity/Copilot (Gemini・AI Mode・Claudeは追加課金) | 月29ドル〜(15プロンプト) 上位は月189〜489ドル | |
| Peec AI | ①モニタリング特化 | ChatGPT/AI Mode/AI Overviews/Copilot/Perplexity/Gemini | 公式サイトに金額の記載なし | |
| Brand UP | ①モニタリング特化 (国内) | ChatGPT/AI Overviews (上位プランでGemini・AI Mode) | 月7,980円〜(プロンプト10件) 上位は月50,000円 | |
| ミエルカGEO | ①モニタリング特化 (国内) | ChatGPT/Gemini/AI Mode/AI Overviews | 公式サイトに金額の記載なし | |
| パスカル | ②SEOツール付帯 (国内) | ブランドの言及(サイテーション)分析が中心 | 公式サイトに金額の記載なし |
ーは公式サイトに記載が確認できないものです。パスカルは土日祝を除く4日間の体験版。税表記・プラン条件は各社の表記に準拠します。金額と対応AIは変動するため、必ず最新の公式情報をご確認ください。
すでにSEOをやっているなら、SEOツール付帯型が早い
AhrefsやSemrushのように、既存のSEOツールにAI計測が追加された形のものがあります。
検索順位・流入・AI引用を同じ画面で見られるため、原因の切り分けが速いのが利点です。
ただし、いずれもAI計測部分は追加費用です。
本体プランと合わせると月5万円前後になるため、SEOツールをすでに契約している企業向けと考えてください。
露出のモニタリングだけなら特化型が安く始められる
Profound・Otterly.AI・Peec AI・Brand UPなどは、AIでの露出計測に絞ったツールです。
プロンプト数が少ないプランなら、月1万円前後から始められます。
注意点は、安いプランほど追跡できる質問数と対応AIが絞られることです。
Otterly.AIの下位プランは15プロンプトまでで、GeminiやAI Modeは追加課金の対象になります。
国内ツールはサポートと日本語の質問設計で選ぶ
ミエルカGEO・Brand UP・パスカルは国内提供のため、日本語でのサポートを受けられます。
海外ツールの管理画面が英語のみである点にストレスを感じるなら、この差は小さくありません。
一方で、料金を公開していないツールも複数あります。
比較したい場合は、同じ条件(対応AI・プロンプト数・ドメイン数)を伝えて見積もりを取ってください。
実測で分かること|対応AIの範囲で結果はここまで変わる
ここからは、弊社が運営するメディアの実測データを公開します。
1サイトで合計2,163件の引用がありましたが、これをツールの対応範囲別に集計すると、選び方の重要さがはっきりします。

ChatGPTだけを見ているツールで測ると、確認できるのは132件です。
これは全体のわずか6.1%にあたります。
ChatGPT・AI Overviews・Perplexityの3つに対応していても457件、全体の21.1%です。
Copilotを加えた主要4つでようやく1,162件、全体の53.7%に届きます。
つまり、ChatGPTだけを見て「うちは引用されていない」と判断すると、実態の9割以上を見落とすことになります。
日本ではGoogleのAI機能経由の引用が大きな比率を占めるため、AI OverviewsとAI Modeを含むかどうかは必ず確認してください。
比較記事で「対応AI数」が並べられていても、数だけでは判断できません。
自社の見込み客がどのAIを使うかを踏まえて、必要なプラットフォームが含まれているかを見る必要があります。
LLMOツールの選び方5つの基準
機能一覧を並べても差は見えません。
実務で効いてくる基準を5つに絞ります。
基準1:必要なAIが対応範囲に入っているか
前述のとおり、ここで結果が数倍変わります。
最低限、ChatGPTとGoogleのAI機能(AI OverviewsとAI Mode)の両方を含むかを確認してください。
追加課金でしか対応しないケースもあるため、総額で比べることも忘れずに。
基準2:追跡できるプロンプト数が足りるか
下位プランは10〜25プロンプト程度が一般的です。
自社サービスの検討段階を網羅しようとすると、この数はすぐに足りなくなります。
目安として、1サービスあたり15〜30問は用意したいところです。
「〇〇とは」「〇〇 費用」「〇〇 おすすめ 会社」のように、検討の各段階を想定して質問を作ります。
基準3:日本語・日本市場で意味のある観測ができるか
海外ツールは英語圏を前提に作られているものが少なくありません。
日本語のプロンプトを投げられるか、地域指定が日本になるかを、トライアル中に必ず試してください。
基準4:データを外に出せるか(CSV・API)
社内で報告する以上、数字は既存のレポートに統合する必要が出てきます。
CSV出力やAPIがあるかどうかで、月次の作業時間が変わります。
ツール内の画面が綺麗でも、外に出せなければスクリーンショットを貼る作業が毎月発生します。
基準5:施策の判断につながる形で出るか
露出率のグラフだけでは、次に何をすべきかは決まりません。
どのページが引用されたかまで分かるツールを選ぶと、改善の対象が具体的になります。
実測では、引用されたページ数と引用数を割ることで「一部のページが繰り返し引用されている」状態も見えました。
この場合の打ち手は記事の量産ではなく、引用されている書き方を他ページへ広げることです。
LLMOツールの料金の目安と、見落とされる運用コスト
料金は幅がありますが、価格帯ごとにできることはおおむね決まっています。
| 月額 | できること | 想定される使い方 |
|---|---|---|
| 1万円未満 | 少数のプロンプトで、限られたAIの露出を追う | まず自社ブランドの露出を把握する |
| 1〜5万円 | 複数AI・数十プロンプトで競合比較まで | 四半期ごとに施策の効果を判定する |
| 5万円以上 | 多数のプロンプト・複数ドメイン・API連携 | 複数事業や複数サイトを横断で管理する |
見落とされやすいのが、ツール費用よりも運用にかかる工数です。
質問の設計、月次の確認、結果の解釈と改善案の作成に、担当者の時間が必要になります。
月1万円のツールを契約しても、誰も見ないまま半年が過ぎるケースは珍しくありません。
導入前に、誰が何時間かけて見るのかを決めておいてください。
ツールを契約する前に無料で確認できる3つのこと
いきなり契約する必要はありません。
費用をかけずに確認できることが3つあります。
1. AIのクローラーを拒否していないか
自社サイトのrobots.txtを開き、AIのクローラーを弾いていないかを確認します。
ここでブロックしていると、どのツールを入れても引用は増えません。
ツール選びより前に、この確認を済ませてください。
2. 想定質問を10個決めて、実際に聞いてみる
見込み客が使いそうな質問を10個書き出し、各AIに手で入力します。
自社が出てくるか、競合はどこが出てくるかをメモするだけでも判断材料になります。
この作業をやっておくと、ツールのトライアル時にそのまま質問リストとして使えます。
プロンプト設計は、結局どのツールでも自社でやることになります。
3. アクセス解析でAI経由の流入を見る
GA4の参照元にAIサービスのドメインが含まれていれば、そこからの流入は既に発生しています。
件数が0に近いのか、一定量あるのかで、投資すべき金額の判断が変わります。
自社での計測が難しい場合は、無料のAI引用診断で7つのAIにおける現在の引用数を実測してお渡ししています。
ツールを選ぶ前に、比較の基準となる数字を持っておくと判断が速くなります。
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LLMOツール導入でよくある3つの失敗
相談を受ける中で繰り返し見かける失敗があります。
先に知っておくと、無駄な支出を避けられます。
失敗1:対応AIを確認せずに契約する
実測で示したとおり、対応範囲が狭いツールでは全体の1割も見えません。
「引用が少ない」という結論が、ツールの守備範囲による見え方の問題であるケースは実際にあります。
失敗2:1回の測定結果で判断する
AIの回答は同じ質問でも揺れます。
1回の結果で上がった下がったと判断せず、同じ条件で継続して測ってください。
比較するなら最低でも月1回、条件を固定した計測が必要です。
失敗3:スコアを上げること自体が目的になる
無料診断ツールが出す点数は、施策の実施状況を機械的に判定したものです。
点数が満点でも、引用が増えるとは限りません。
見るべき指標は、引用数と、そこから生まれた問い合わせです。
スコアはあくまで途中の指標として扱ってください。
LLMOツールに関するよくある質問
LLMOツールとは何をするツールですか?
ChatGPTやGoogleのAI検索の回答に、自社がどれだけ引用・言及されているかを計測するツールです。
指定した質問ごとの露出や、競合との比較も確認できます。
おすすめのLLMOツールはどれですか?
目的によって変わります。
すでにSEOツールを使っているならAhrefsやSemrushの追加機能が、露出のモニタリングだけならProfoundやBrand UPのような特化型が候補になります。
いずれの場合も、必要なAIが対応範囲に入っているかを最初に確認してください。
LLMOツールは無料で使えますか?
URLを入力して構造を点数化する無料の診断ツールはあります。
ただし、AIから実際に何件引用されているかを継続して測る機能は、有料ツールが中心です。
多くの有料ツールには無料トライアルがあるため、質問リストを用意してから試すと比較しやすくなります。
SEOツールがあればLLMOツールは不要ですか?
順位と流入だけでは、AIの回答での露出は分かりません。
ただし、AhrefsやSemrushのように既存のSEOツールに計測機能を追加できる場合は、そちらを使うのが手軽です。
中小企業でもツールを入れる意味はありますか?
指名検索やサービス名での露出を追うなら、少数のプロンプトでも十分に機能します。
その場合は下位プランで足りるため、月1万円前後から始められます。
ツールの数字が毎回変わるのはなぜですか?
AIの回答は同じ質問でも毎回同じにはならず、モデルの更新でも変わるためです。
単発の数字ではなく、同じ条件で継続して測った推移で判断してください。
まとめ|ツールは「どのAIを何問で測れるか」で選ぶ
LLMOツールの比較で押さえるべき点を整理します。
- LLMOツールは順位ではなくAIの回答での引用・言及を測るもの
- タイプはモニタリング特化・SEOツール付帯・無料の簡易診断の3つ
- 実測では、対応AIがChatGPTだけだと全体の6.1%しか見えなかった
- 下位プランはプロンプト数が10〜25程度で、検討段階を網羅しきれないことが多い
- ツール費用より、質問設計と月次の確認にかかる工数のほうが重い
比較で迷っている時間が長いほど、現在地が分からない期間も延びます。
まず何件引用されているかを数字にするところからであれば、契約せずに今日から始められます。
依頼先を検討する前に、ひとつだけ確かめてほしいことがあります
「どこに頼むか」より先に、
「何が足りないか」
AI検索対策は、現状がわからないまま発注すると、必要のない施策まで買ってしまいがちです。
先に「何が足りていないのか」を数字で確かめてから、頼む内容を決める——遠回りに見えて、それがいちばん確実です。
当社は提案の前に、無料のAI引用診断で7つのAIでの引用数・競合3社との比較・引用されているページを実測し、やるべきことと、やらなくていいことを優先順位つきでお渡しします。この数字は、仮に他社へ依頼する場合でもそのまま判断材料になります。
依頼先を決めるのは、数字が出そろってからで遅くありません。比較検討の土台づくりに、ぜひお気軽にご活用ください。
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